プログラミング独学 何から始めたらいいの?初学者をサポートしてきた経験から解説

プログラミング学習

「プログラミングをやりたい」「スキルを身に着けたい」そんなふうに思ったけど「何から始めればいいのか分からない」という最初のところで引っかかっていませんか?

本記事ではプログラミング初心者100名以上をサポートしてきた経験から、プログラミング学習の始め方を解説します。

プログラミング学習はパソコン、インターネット、学習教材があればだれでも始められます。
しかし9割以上が挫折します。
それは教材選びから環境構築、モチベーションの保ち方が分からないからです。

本記事を読めばプログラミング未経験者でも以下が分かります。

  • プログラミング学習の流れ
  • 続けるためのコツ
  • オススメの教材やサービス

プログラミング学習をスムーズに始めたい人、
挫折せずに続けたい人はぜひ読んでください!

プログラミング学習の流れ

何を学ぶか決める

プログラミングと言っても何を学ぶかでできることは異なります。
何を学ぶかで準備するものが変わってくるのでまずはそこから決めましょう。

できることと学ぶべきプログラミング言語の一例を掲載します。
これがメジャーなので、よくわからなければここから選択すれば間違いありません。

Webサービスが作りたい!

プログラミング言語とフレームワークを以下から選択

  • Java + SpringBoot
  • PHP + Larabel
  • Ruby + Ruby on Rails

さらにどの言語+フレームワークを選んでも共通で以下を学ぶ必要があります。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript(これはあとからでもいい)

単純作業を自動化したい!

普段の仕事で面倒だと思っている単純作業を自動化したいなら以下のプログラミング言語がオススメです。

  • Python

モバイルアプリを作りたい!

iPhone や Android のアプリを作りたいなら以下のプログラミング言語を学習しましょう。

  • iPhone アプリ → Swift
  • Android アプリ → Java もしくは Kotlin

プログラミング学習環境を用意する

パソコン

プログラミングはパソコンで行うものですので最初から用意しておきましょう。

メモリが以下となるように選択してください。

  • モバイルアプリ → メモリ16 GB
  • それ以外 → メモリ8GB以上 (ただし余裕があるなら 16 GB がおすすめ)

OS は以下を用意しましょう。

  • iPhone アプリ → Mac 必須
  • それ以外 → Mac でも Windows でも可(ただし Mac がオススメ)

インターネット

プログラムを書くだけならインターネットは不要と思われがちです。
しかし開発用のソフトをダウンロードしたり疑問点を検索したりするのにインターネットは必須です。

それほど高速な回線が必要というわけではありませんが、快適に学習を進めるために数MB以上の回線を用意しておくとよいでしょう。

教材

習得したいスキルに応じて教材を用意する必要があります。

教材選びのコツは以下の通りです

  • 「初心者向け」と記載されている書籍やサービスを探す
  • 新しい環境に対応している・教材そのものが新しい
  • 評価が高い

書籍で学習する場合は、最初に選ぶ書籍は環境構築から説明されているものがオススメです。

新しさについて、書籍で学習する場合は出版日、改定日を確認すれば分かります。
古い本だと当時はうまくいくけど今はうまくいかない、ということがあります。

プログラミング学習サービスを利用する場合は、教材の更新が行われているかという観点で調べてみると良いでしょう。

開発環境を構築する

プログラミングを行うにはプログラムを書いて動作させるための環境をパソコン上に構築する必要があります。

初心者向けの書籍であれば最初の方に環境のインストール方法が載っていますのでそれに従って設定していきましょう。

プログラミング学習サービスであれば、カリキュラムの序盤で設定手順が説明されていますのでそれに従って構築していきましょう。

環境構築で失敗しないためのコツは教材に書いてある「バージョン」と合わせることです。

開発に使うソフトウェアは日々新しいバージョンがリリースされますので、書籍に書いてあるバージョンと異なるのがほとんど。
初心者がハマりがちな問題はだいたいバージョンが違うことが原因です。
正確に合わせることを気をつけておけば不要なハマりを防げます。

学習を進める

学習環境ができあがったらひたすら教材を進めていきます。

注意点としては教材を読むだけではなく、必ずプログラムを書いて動作させましょう。
頭だけではなく手も動かすのが大切です。

また初心者のうちは教材の通りにやっているつもりでも必ず問題が起こります。
エラーが発生したらエラーメッセージが英語で出てきますが、翻訳するなどして必ずエラーメッセージを読むことも忘れないようにしましょう。

頭と手を動かしただけスキルが身に付きます。
ひたすら進めていきましょう。

オリジナルアプリをつくる

ある程度スキルが身についたらオリジナルのアプリを製作しましょう。

教材通りに進めていても基礎が身につくだけです。
教材に無いアプリを作ることで応用力が身に付き、真のスキルが身に付きます。

転職目的でプログラミング学習を始める場合は特に重要です。
教材にあるものを作るだけでは学習意欲の面で疑問視されてしまい、面接で苦戦することになります。

「ネタが思いつかない!」という人は以下の記事も参考にしてください。

プログラミング初心者が「作りたいものがない」を解決するコツと作る時のポイント

プログラミング学習を続けるためのコツ

学習の注意点

アウトプットを意識する(本を読み続けるだけではダメ)

プログラミング学習はスポーツの練習に似たところがあります。

スポーツの観戦をしたりルールを覚えたりするだけでは上手にはなりませんよね?
プログラミングも同じで、本を読んだり動画を見たりするだけでは上達しません。
お手本を真似てプログラムを書いてみたり、覚えた知識を使って何か作ってみたりすると一気に伸びます。

分からないことをメモする

学習をしていくと分からないことが分からないことを呼び、どんどん膨らんでいって手に負えなくなってきます。
頭に分からないことが詰まっていると新しいことを学んでいく余裕がどんどん無くなってきます。

そこで、分からないなと思ったことは簡単にメモしておきましょう。
メモすることで頭から出せるので余裕ができます。

以下でも解説しました。
プログラミング学習では「わからないこと」をメモしよう【高効率の勉強法】

挫折ポイントを知っておこう

プログラミングは9割の人が挫折すると言われています。
これは、プログラミング学習における2つの壁のためです。
実はこれを超えてしまえばそれほど苦労せず学習を進めることができるようになります。

あらかじめ知っておけば避けられますので、挫折率を下げられます。

1つ目の壁:環境構築の壁

パソコンにプログラミングができるためのソフトなどをインストールする必要があります。
この作業に技術的な知識が必要になる場面があります。

これから技術について学ぼうとしているのに、学ぶ前に技術的な知識が必要・・・
それでは難しいに決まっていますよね。

ここは本質的なことではなかったりするので、周りの詳しい人に聞いてしまうのが一番です。

2つ目の壁:基礎知識の壁

プログラミング学習では普段使わないような言葉が次々に登場します。
そして概念的なことばかりで理解が難しかったりします

理解するまでに時間がかかるので「こんな難しいことばかりなんだろうか・・・」と不安になりやめてしまうのです。

これを乗り越えるには最初から以下を意識しておきましょう。

  • 何度も繰り返し復習することが前提
  • 一度分かってしまえば簡単に感じる

学習の習慣を身につけるためのコツ

独学となれば学習をさぼっても誰も怒りません。
そのため普段から学習の習慣がない人は続けるためのノウハウを知っておくべきです。

私は学習の習慣が無いために続けられずに挫折した人をたくさん見てきました・・・

挫折率を下げられるようにいくつかコツを紹介します!

まずは小さく手をつける

「本を開いて1ページ読む」「プログラムを5行だけ書いてみる」など馬鹿らしいほど小さな目標で手をつけるとうまくいきます

「作業興奮」といって、人間はやり始めるまでに心的な壁があって、いざやり始めるとやめるのがもったいなくて続けてしまう・・・、という性質があります。

私はジョギングする日には、とりあえず「ジョギング用の服を着るだけ」という目標を立てます。
いざ着てみると、「せっかく着替えたのだから」と外に出る気になります。
少し走り始めると「せっかく始めたのだから・・・」と意外に長い距離を走ることができます。

このように小さな目標であっても一度手を付けてしまえば苦労もなく学習を続けられます

学習時間を固定する

学習時間を決めてしまうのが有効です。
慣れてくればその時間になれば自動的に学習モードに入れます。

自分の意志の強さを期待してはいけません。
時間が来たら自分の意志とは関係なく学習するというクセを付けましょう。

例えば「夕食後20:00から2時間」「朝起きたら1時間」などですね。
ライフスタイルに合わせて決めてしまいましょう。

時間が来たら意思に関係なく始める。
そうすれば意思が弱くても関係なく学習を続けられます。

まわりに宣言する

まわりの人に学習することを宣言すれば、頑張らざるを得ない状況を作れます。

宣言した本人はできなかったときの恥ずかしさから頑張ってしまうものです。
(本当は誰もなんとも思っていないものなのですが・・・)

あまり気張らず、ふとしたときに「プログラミング学習を始めたんだ」と言ってしまうのがコツです。

もしまわりの人から応援がもらえればそれもモチベーションになります。

モチベーション管理

独学の難しいところは「不安」や「孤独」にどう立ち向かうかです。
一人で勉強しているとどうしてもモチベーションが保てないときが来ます。
そんなときのためにモチベーションを保つ方法を押さえておきましょう。

  • 相談できる人を探す
  • 作りたいものを考える
  • 目標を設定する
  • SNS でプログラミングを学習している人とつながる

プログラミング学習のための教材

Amazon や楽天で探す

書籍はAmazonや楽天で探すのが簡単です。

検索キーワードは「技術名」+「初心者」などで探しましょう。
Web サイト製作を学びたいなら「Webサイト制作 初心者」などですね。

いくつか見つかったら以下を確認しましょう。

  • 発行日・改定日が新しいか
  • 口コミで評価されているか
  • 環境構築が説明されているか(目次を確認するか、Amazon なら試し読みで確認できます)

金額の相場は分量にもよりますが、1000円〜3000円台というところです。

もし身の回りにエンジニアの知り合いがいる場合はオススメの書籍を紹介してもらうのも良いでしょう。

初心者向けプログラミング学習サービス

書籍を探すのが難しい、という人はプログラミング学習サービスを利用するのも一つの手です。
プログラミング学習サービスであれば学ぶべきスキルを体系的にまとめてくれているので初心者でも迷うことはがありません。

有名なサービスとしては Progate があります。
Progate

Progate であれば初歩的な内容はブラウザだけで学習を始められますので、環境構築の壁をスルーできます。
また、コードを書きながら進める方式なので、強制的にアウトプットできる仕組みとなっています。
ただし、分からないことが聞きたくても教えてくれる人は用意されていません。

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コンピュータの基礎知識を知っておくことも重要

コンピュータについて詳しくない場合はコンピュータ自体の簡単な知識を抑えておくとプログラミング学習がスムーズに進みます。

初心者向けの書籍を紹介しておきます。

私もプログラミングを始めた頃に読んでコンピュータの知識を大まかに得ることができました。
パソコンに詳しくない人におすすめです。

同じシリーズの書籍でプログラミングについての初心者向けの解説もあります。

まとめ

プログラミング未経験者がプログラミングを学習で何からはじめたらいいのか?について解説しました。

プログラミングは難しい面もありますが、本来楽しいものですし続けていけば誰でも身につけられるスキルです。

時間はかかりますが独学でも十分身につけられるスキルですので頑張りましょう。

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