プログラミング初心者が「作りたいものがない」を解決するコツと作る時のポイント

プログラミング学習

プログラミングのスキルを身につけたいけど
特に作りたいものがありません。
どうしたら作りたいものを考えることができますか?

このような疑問にお答えします。

プログラミング学習で一番効率のよい勉強法はアウトプットです。
つまり、何か作ることです。

でも勉強を始めたばかりではどんなものを作っていいかなんて分からないのではないでしょうか。

そこで、本記事では初学者が作りたいものを探すコツを解説します!

この記事は以下の人に役立ちます。

  • プログラミングスキルを身につけたいが作りたいものがない
  • プログラミング学習にはものづくりが一番と言われたけど何をつくればいいのか分からない
  • 転職にポートフォリオが必要と言われたけど、どんな物を作ればいいか分からない

「作りたいものがない」を解決するコツ:困っていることから考える

作りたいものを見つける最大のコツは「困っていること」を題材にすることです。

特に以下の2点から考えるとよいでしょう。

  1. 面倒だと思っていること
  2. 失敗したこと

こういった「困っていること」を技術で解決するのがプログラミングです。

面倒だと思っていること

普段生活していて面倒だと思っていることはないでしょうか。
面倒なことはコンピュータにやらせてしまいましょう!

人間は毎日同じ作業をしていると飽きてしまいます。
しかしコンピュータは文句を言わずに黙々と実行してくれます。

例えば、私は日報を毎日メールで提出するのが面倒で「ボタン一発」で提出できるプログラムを作成したことがあります。

ルーチンワークはありませんか?
退屈な作業を自動化する方法をを考えてみましょう。
意外と簡単にネタが見つかりますよ!

失敗したこと

最近失敗したことはありませんか?
失敗を防ぐ仕組みを考えてみましょう。

失敗を「仕組み」でカバーしようとするのがエンジニア。
失敗を防ぐ仕組みを考えるのはエンジニアとしての考え方の練習にもなります。

例えば、私は「朝のゴミ捨て」をよく忘れていたので、ゴミの日の出勤時間前に自分にLINE通知するプログラムを作成しました。

「失敗は成功の母」という言葉がありますが、失敗はプログラミングネタです。
次から失敗しないようにするにはどうしたらいいかを考えてみましょう。

大きな物を作らない

小さなものを作りましょう。
プログラミング初心者は規模が大きくしがちです。
普段使っているアプリやサービスは大きなものが多いので、引きづられて同じようなレベル感で考えてしまうようです。

世の中に出回っているアプリやサービスは数万人以上に使われているため、誰が使っても便利になるように機能が豊富です。
でも個人が作るものは必要最低限の機能に絞れば十分です。

私が普段作っているプログラムは1日で作れるものがほとんどです。
そして自分で使いながら、少しずつ機能を増やしたり改善したりしています。
まずは自分や家族、身の回りの人だけが使うようなカンタンなものを考えてみましょう。

荒削りでも作りきる

プログラミング初心者がやりがちなミスは完璧を目指しすぎて挫折することです。
世の中のアプリやサービスと同等のレベルの完成度を目指してしまいがちです。

完璧を目指しすぎて挫折するくらいなら、荒削りでも完成させることを目指しましょう。
完成後にゆっくりと改善していけば十分です。

エンジニアはものづくりをやり遂げると一気にレベルアップできます。
とにかく作りきることで大きく成長する機会を作りましょう。

範囲を狭めることでオリジナリティが出る

多くの人が使うような機能を考えると、どうしても色んな人が使うような最大公約数的な機能になってしまいます。
どこかで見たようなものに落ち着いてしまいます。

自分しか使わないような機能は他の人は絶対に作りません。
だれも作りたいと思わないので必ずオリジナルなものになります。
そういったオリジナリティのある作品が作れれば、転職などでも有利となります。

今は作れなくてもオーケー

初学者は今ある知識の中で作れるものを考えがちです。
しかし順番が逆で、作りたいものを考えてから、必要な技術を学ぶのが有効です。

少ない知識の中だけで作れるものは少ない

少ない材料から作れるものはたかが知れています。
しかも、知識を身に着けてから考えるのではいくら時間があっても足りません。
私は何か作りたいと考える時、自分のスキルは全く考えません。

例えば、筆者はWebアプリが得意分野なのですが、作りたいものが iOS アプリで実現するほうが良いと考えた時、すぐに iOS アプリの作り方を学習しました。
こうすることで作れるものの幅が広がります。

できるだけ自分の知識内に制限せずに考えてみましょう。

成長のチャンス

プログラミングは無限に学ぶことがあります。
全てを習得することはできませんし非効率です。
その点、ものづくりをすればそれを作るために必要な技術を優先的に学べます。

私は10年以上エンジニアをしていますが、何かを作る時は必要な技術のうち半分くらい知らないこともあります。
知らないことは必要に駆られて調べることになるので非常によく身につきます。

例えば筆者は必要に応じて学んだことで、今では専門外の iOS アプリや Android アプリも問題無く作れます。

作りたいものがスキル不足で作れないのであればそれは成長のチャンスと考えてみましょう。

まとめ

欲しい物が自分で作れるのがプログラミングの醍醐味です。
学習のモチベーションにもなるのでなにか作れるものを考えてみましょう。

ポイントは以下の通りです。

  • 困っていることに目を向ける
  • 大きな物を作らない
  • 今は作れないものでも構わず考えよう

作りたいものが見つかる→作る→スキルアップ→次の作りたいものが見つかる→・・・
という良いスパイラルができれば短期間で成長できます。

是非作りたいものを見つけて楽しくプログラミングしましょう!

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